観光・宿泊ガイド

近江八幡市

安土文芸の郷

AZUCHI BUNGEI NO SATO

戦国の風雲児・織田信長が建立した安土城があった地、「安土」。
その安土に歴史・文化・芸術の発信基地として「文芸の郷」があります。
1992年スペインのセビリア万国博覧会出展のため、現代の名工・巨匠が集結して安土城天主の最上階5、6階部分を原寸原素材で作成しました。万博終了後、軒・瓦・金の鯱などを追加してより絢爛豪華になった安土城天主をご覧いただける「安土城天主信長の館」。
400年余昔、イエズス会宣教師によるキリスト教神学校「セミナリヨ」。西欧交易や西欧文化に大きな関心を抱いた信長が作ったもので、西洋文化を伝える窓口の役割を果たしていました。そこではオルガンによって西洋の音楽が奏でられ、信長もその音色を聴いたと言われています。これにちなみ、今芽吹く新しい文化を未来へ伝える窓口を目指し、音楽芸術の新しい創作活動の拠点としてつくられた「文芸セミナリヨ」。
他にも、「文芸の郷レストラン」や多目的ホール「あづちマリエート」など幅広い方々にお越しいただける施設となっています。

おすすめ情報

第2回 滋賀・大阪博物館連携企画 「銅鐸を探る」
平成23年度 春季特別展「大岩山銅鐸から見えてくるもの」
安土城考古博物館

【日程】平成23年4月23日(土)~6月12日(日)
大岩山銅鐸14個が最初に発見されたのは明治14年(1881)、本年はそれから130年目、また新幹線の土取り工事で新たに10個の銅鐸が発見されたのが、昭和37年(1962)、50周年に当たります。
これを記念して、野洲市歴史民俗博物館と共同主催で、改めて大岩山銅鐸を一堂に集め、それが持つ意味について検討を加えたいと思います。
弥生後期において銅鐸の祭りをいまだ続行していた、近畿と東海(三河・遠江)、その中間に位置し、両者の影響を受けていたとされる大岩山銅鐸の特質と意義を考えます。

テーマ展「摠見寺所蔵名品展」

【日程】平成23年4月26日(火)~6月5日(日)
織田信長が安土城築城の際建立した摠見寺には、信長にゆかりの品や織田家関係の資料が多く伝えられます。
本展では、このうち信長が使ったとされる品々や安土城の古地図など摠見寺に関わる資料を安土城や信長関係の常設展示と併行して展示します。

文芸セミナリヨ

かつて、イエズス会の宣教師たちによって安土に開設されたセミナリヨは、キリスト教を広めるための神学校でしたが、同時に西洋の文化を伝える窓口でもありました。
東西文化の交流の場であったかつてのセミナリヨのように、文芸セミナリヨもまた、文化の交流・発信基地として音楽など文化的な活動に幅広く利用できるバロックデザインのホールです。(イギリス・マンダー社製のパイプオルガン所蔵)ホールではコンサートやイベントも開催しています。

周辺観光情報

安土城天主信長の館

スペインのセビリア万国博覧会(平成4年)に出展された安土城天主の最上部5階6階部分の原寸大復元をメインに展示しています。金碧障壁画や金箔の鯱、金箔瓦などで飾られた安土城天主は絢爛豪華で織田信長公の感性を垣間見ることができます。
安土御献立のパネル展示および講習会も開催予定。

滋賀県立安土城考古博物館

古代と戦国時代の城をテーマとした博物館です。安土城の復元模型や安土城跡から出土した金箔瓦や出土遺物、また織田信長公の人物像や動向を示す資料などを常設展示しています。

八幡堀

八幡町の開祖である豊臣秀次は、八幡堀を防御だけでなく運河として利用することを考え、琵琶湖を往来する荷船を城下に寄港させることで、商いのまちとしての繁栄の基盤を築きました。
現在では遊歩道が設けられ、桜並木や花菖蒲が美しい近江八幡の代表的な景観として親しまれ、映画やドラマのロケ地としても活用されています。
  • 住所:滋賀県近江八幡市宮内町
  • 電話:0748-33-6061(近江八幡駅北口観光案内所)
  • URL:http://www.omi8.com
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