La Festa Autunno 2013

観光・宿泊ガイド

熊野市

丸山千枚田

MARUYAMASENMAIDA

三重県熊野市紀和町丸山に存在する、長い年月と多くの人たちの汗の結晶、日本の原風景『丸山千枚田』。
熊野市紀和町丸山にある丸山千枚田は、丸山地区の南西向きの斜面に段々に造られた棚田の総称で、標高150~270m地点に面積約7.2haの中に1,340枚の田圃があります。春は水面に漂う春の日差し、夏は青々とした新緑の棚田、秋には黄金の波に揺れる稲穂、冬はあたり一面を埋め尽くす雲海、四季折々それぞれの顔を持つのが丸山千枚田です。
「棚田オーナー制度」を活用し一年間を通して様々な体験プログラムを実施することで、都市住民との交流と棚田保全活動への協力を得ながら、丸山千枚田を守り後世へ伝えています。

丸山千枚田を保全する丸山千枚田保存会は、100年後の未来へ向けて残すべき遺産として認められ、平成24年11月13日には日本ユネスコ協会連盟が主催する「プロジェクト未来遺産」に登録されました。

おすすめ情報

三重ブランド 熊野地鶏

平成23年度に三重ブランドとして認定された熊野地鶏。
三重県で古来より美味と珍重された三重県原産のシャモ「八木戸」と三重県の銘柄鶏「伊勢赤どり」に地鶏の王様「名古屋コーチン」を掛け合わせた高級肉用鶏です。

その特長は、赤みが強く弾力性に富んでいて、旨味成分を多く含みコクがあります。鶏特有の臭みがなく、脂が良質です。

香酸かんきつ「新姫」

熊野市新鹿町で偶然発見された新しい柑橘で、日本古来の野性種ではなく、タチバナと温州ミカンが自然交配した交雑品種であると言われています。平成9年に新しい香酸かんきつとして品種登録されました。果実は直径3cm前後で、重さが25~30gと小さくてかわいいかんきつです。

スダチやシークワーサーのように酸味が強く、爽やかな香りに特徴があります。

さんま醤油

魚醤「さんま醤油」は、熊野のサンマを原材料として使用し、海水塩だけで発酵、熟成させたこだわりの調味料です。
熊野市で水揚げされたサンマは、遠く北の海から南下することで脂分が落ち、うま味が凝縮されています。そのサンマを使った魚醤が「さんま醤油」です。

日本書紀には「さんま寿司」が熊野の産田神社の祭礼で振舞われていたという記述があります。また、熊野では約300年前からサンマ漁が始まり、日本のサンマ漁は熊野灘が発祥の地とされています。

周辺観光情報

世界遺産 花の窟

日最古の神社と言われ、社殿はなく、高さ約45mの巨岩をそのまま御神体としています。日本の神々の母であるイザナミノミコトが祀られています。
166m程の大綱を高さ約45mの御神体の頂上から七里御浜へ引き出して境内へ渡す「お綱かけ神事」(三重県指定無形民俗文化財)は、五穀豊穣を祈願するとともに神と結びつながり、神の恵みをいただく太古から受け継がれる神事で、毎年2月2日と10月2日に行われます。
また、花の窟の隣には、おもてなし処お綱茶屋がオープンし、特産品を使った名物料理やお土産が楽しめます。

世界遺産 鬼ヶ城

国の天然記念物及び名勝「鬼ヶ城」は、波の侵食と数回の大地震で隆起した凝灰岩の大岩壁です。長さ約1kmの間に大小無数の洞窟が階段状に並んだ奇岩奇勝で知られる名勝です。

世界遺産 熊野古道 松本峠~浜街道

峠の上には穏やかでやさしい顔をしたお地蔵さんが立っています。
江戸時代のはじめのころ、鉄砲の名手が峠を越えて新鹿に行ったその帰り、行きにはなかった大きな地藏さんが立っていたため、鉄砲の名手は妖怪の仕業と思い鉄砲で撃ってしまいました。
しかし、その地藏さんは昼間に地元の住民が運んだものでありました。その地藏さんの足元にはその時の鉄砲の跡が今でも残っています。
またこの峠の東屋から見る七里御浜は、伊勢路随一の絶景として見る者を感動させます。
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