熊川宿KUMAGAWAJUKU
鯖寿司若狭湾では古くから海産物の代表が鯖でした。ただ鯖は身持ちが悪く、焼いたりしめたりと保存に努め、そこから生まれたのが鯖を昆布でしめた名物「鯖寿司」です。 半身におろした鯖の身を塩と酢でしめて酢飯の上に乗せて…、脂がのった鯖は、まさに鯖街道ならではの逸品と言えます。熊川葛江戸時代、熊川葛の評判は高く、漢学者の頼山陽が「吉野よりよほど上品」と書き添え母親に送ったほど。純白できめが細かく良質な葛として、京料理や和菓子の材料に珍重されていました。 現在は、国内の良質な葛を使用し、「葛もち」「葛きり」「葛まんじゅう」などが作られています。福井梅天保時代から150年の歴史を誇る福井梅は、三方五湖湖畔の名産品。主に梅干し用の「紅映(べにさし)」と梅酒用の「剣先(けんさき)」の二種類の梅が挙げられます。福井梅は、種が小さく、柔らかい果肉が厚く、とても食べやすく美味しいと全国でも高い評価を受けています。 三方五湖若狭町から美浜町にかけて広がる三方湖(みかたこ)、水月湖(すいげつこ)、菅湖(すがこ)、久々子湖(くぐしこ)、日向湖(ひるがこ)の五つの湖。繋がっていながら、日本海から注ぎ込む海水の塩分濃度により、それぞれに違う顔を見せる五色の湖たち。
瓜割の滝環境省の「名水百選」に選ばれている瓜割の滝(うりわりのたき)。瓜も割れるほどに冷たいことからこの名前が付けられました。 一年を通じて水温が変わらず、天徳寺の奥に広がる山から、岩を割ってこんこんと湧き出た水は、幾重もの地層が自然のフィルターとなり、名水百選の中でもトップクラスの純度の高いミネラル成分が溶け込んだ天然水として、多くの人が汲み訪れます。滝の音を耳にし、マイナスイオンを存分に浴びながらのパワースポット散策はリラックス効果抜群です。
若狭三方縄文博物館三方湖のほとりにある鳥浜貝塚のすぐ近くに位置。
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