La Festa Primavera 2016

大会レポート

【大会レポート3日目】2016年4月17日

いよいよ後半戦に突入 人も車もここが正念場

ラ・フェスタ プリマベラ 2016も、いよいよ後半戦に突入した。3日目となる17日は、京都を出発した後、兵庫を経由し、京都へ戻る約290kmのコースが用意されていた。昨日より距離は短いが、疲れが出てくる後半戦。競技の成績も気になるところだが、まずは完走できるかどうかがカギになってくる。

昨日とは一転して、朝からあいにくの雨となった3日目。午後には晴れる予報が出ていたため、30分時間をずらしてのスタートとなった。昨日の時点で雨になると分かっていたエントラントたちは、夜のうちに幌をセットしたり雨用のウェアを用意したり、この天候にしっかりと備えていた。

今日のルートは、山あいのワインディングロードが多く、悪天候の中走るのはなかなかハードだった。幌のない車には、容赦なく雨が降りかかり、お昼頃まで続いた天気に、体力を奪われたことだろう。徐々に空が明るくなり、午後には快晴に。気温もどんどん上昇し、体にも車にもこたえる1日となった。

日曜日となった3日目も、雨の中、大勢のギャラリーが各ポイントやルート上で声援を送ってくれていた。その声や姿が、エントラントたちにとって、どれだけ励みになったことだろう。どこへ行っても、地元の人たちが温かく迎えてくれ、それはエントラントたちの心に残る体験となっている。

後半戦に入り、残念ながらリタイアとなってしまった車も数台出てきた。メカニックたちにとっても、ここが正念場。サポートを担当している車だけでなく、他のエントラントの車も、できる限り走らせようと奮闘している。いま走っているすべての車が、無事ゴールできることを彼らは願っているのだ。

最終日となる4日目は、京都から滋賀を経由し、福井へ向かう。その後、再び滋賀を通過し、京都市役所にゴールする予定だ。

(文&写真:岩本 美香)
渡月橋を渡るLAGONDA LG45 TYPE T7 RAPIDE
渡月橋を渡るLAGONDA LG45 TYPE T7 RAPIDE
かやぶきの里で一列に並ぶ車たち
かやぶきの里で一列に並ぶ車たち
雨の中、多くのギャラリーに見送られるSTANGUELLINI FORMULA JUNIOR
雨の中、多くのギャラリーに見送られるSTANGUELLINI FORMULA JUNIOR
東条湖おもちゃ王国で競技に挑むTOYOTA 2000 GT
東条湖おもちゃ王国で競技に挑むTOYOTA 2000 GT
無事にゴールできるよう遅くまで整備を続けるメカニック
無事にゴールできるよう遅くまで整備を続けるメカニック
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