La Festa Primavera 2017

大会レポート

【大会レポート2日目】2017年4月15日

地元の人たちとの触れ合い

前日の天気予報では、午後から雷雨の予想が出ていた2日目。エントラントもスタッフも天気を心配していたが、朝からの晴天に一安心。約320kmと長い距離を走るため、出発時刻のかなり前からエンジンをかけて車の調子を確認し、準備に余念がないエントラントたち。雨にならないことを祈りつつ、志摩観光ホテルを出発した。

ホテルを出ると、サンアール磯辺でPC競技をこなし、一行は伊勢神宮内前のおかげ横丁へ。ここでは赤福本店前がスタンプポイントとなっており、朝早くから多くの人たちが応援に駆け付けてくれていた。昨年は伊勢志摩サミットが行われていたため、おかげ横丁は通らないルートになっていたのだが、毎年楽しみにしてくれている人たちは多く、今年は例年よりもたくさんの人出があり、現場は大いに盛り上がった。

昼食後に三重県を出ると、午後は和歌山県に入り、海沿いを走りながら各ポイントを目指す。海は太陽の光を反射してキラキラと眩しく、穏やかな表情でエントラントたちを見守ってくれていた。午後になっても天候の崩れはなく、気持ちのいいドライブが続く。

2日目最後のポイントとなる旧南紀白浜空港では、広い滑走路を使った11連続のPC競技が行われ、エントラントたちは計測ラインを踏むタイミングを合わせるのに四苦八苦しながらも、最後はみな笑顔でゴールラインを通り過ぎていった。「失敗したなぁ」の苦笑いも、「うまくいった!」の笑みも、どちらも充実した表情に変わりはなく、真剣ながらも心から楽しんでいるようである。

南部紀州ロイヤルホテルに到着し、チェックインを済ませると、ちょうどそれを待っていたかのように雨が降り出した。どうやら天気は味方をしてくれたようだ。

土曜日ということもあり、各ポイントでは前日に続き多くの人たちが応援に駆け付けてくれ、たくさんの声援を届けてくれた。沿道や各ポイントで旗や手を振ってくれている姿を見ると、疲れていても元気になれる。地元の人たちとの触れ合いも、クラシックカーラリーの醍醐味のひとつと言えるだろう。

さて、3日目は和歌山から奈良を経由し、京都へ向かう約320kmのコースを走る予定だ。残り2日間。成績も気になるところだが、まずは無事に完走することを目指す。

(文&写真:岩本 美香)
伊勢神宮の内宮を走る RILEY 12/4 SPECIAL
伊勢神宮の内宮を走る RILEY 12/4 SPECIAL
おかげ横丁でたくさんの人たちから声援を受ける TRIUMPH TR2
おかげ横丁でたくさんの人たちから声援を受ける TRIUMPH TR2
里創人熊野倶楽部に到着した MERCEDES BENZ 190 SL と JAGUAR XK120
里創人熊野倶楽部に到着した MERCEDES BENZ 190 SL と JAGUAR XK120
旧南紀白浜空港でPC競技に臨む BUGATTI T38
旧南紀白浜空港でPC競技に臨む BUGATTI T38
旧南紀白浜空港での競技が終わりスタッフに手を振る STANGUELLINI S 1100
旧南紀白浜空港での競技が終わりスタッフに手を振る STANGUELLINI S 1100
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