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- 栗原 健彦
- 宇田川 孝
- MORGAN 3 WHEELER SPECIAL
- 1932
- 1910
- フロントに積まれるエンジンは、当初の発表ではハーレー・ダビッドソンのスクリーミング・イーグルと呼ばれるV型2気筒ということになっていたが、初年生産分に関しては、ハーレーと同型のVツイン・エンジンを製造しているS&S社から供給。低い回転数でも115psの出力とビッグ・トルクを発揮するという。ギアボックスはマツダ製5速MT(ロードスター用)を流用。これら現代のドライブ・トレインのおかげで、クラシックな乗り味と扱いやすさを両立するだけでなく、環境性能も高い。強化チューブラー・フレームのシャーシーと、運転席/助手席背後に備わる2本のロールバーで安全性も高いとモーガンは言うが、エアバックなど現代では常識となっている安全装備はほとんど持たない。車輪の数と同様、受動安全性はクルマとオートバイの間と言えるだろう。