今年で11回目の開催を迎えたクラシックカーの春の祭典、 La Festa Primavera 2019。スタート会場となる名古屋の熱田神宮には、日本全国から約70台もの車が集結。穏やかな春の日差しを浴びて、キラキラと美しく輝く車たちの姿は、今年も人々の目を釘付けにした。今日から4日間、名古屋〜三重〜和歌山〜大阪〜奈良〜兵庫〜京都の2府5県、約1,250kmを駆け抜ける春の旅が始まる。
正午に熱田神宮を出発した一行は、NTP名古屋トヨペットで計測結果公開形式のPC競技(決められた区間を決められた秒数で走る計測競技)に挑戦。結果がその場で発表されるため、ゴールラインを通過するエントラントたちの表情は様々だ。笑顔もあれば、悔しそうな顔もある。1/100秒から1/1000秒の誤差を争うPC競技は、どれだけ誤差があったかという計測結果をその場で公表することは基本的に行っていない。しかし、La Festa Primavera では、見ている人たちにとって分かりやすい計測結果公開形式のPC競技を、各日それぞれいずれかのポイントで特別に行っている。PC競技の誤差が少ないチームが最終的に優勝となるため、プレッシャーのかかる計測結果公開形式の競技で、いかに普段どおりの実力を発揮できるかどうかが、上位に食い込むためのカギとなる。