La Festa Primavera 2023

大会レポート

【大会レポート2日目】2023年4月22日

初めての北陸へ

寒い朝を迎えた2日目。日差しは強いものの風は冷たく、薄手のダウンなどを着込まないと震えるくらいだ。早朝からエンジンを温めて、出発に備えるエントラントやメカニックたち。4日間でもっとも長い距離を走る1日が始まる。

午前7時にホテルを出発し、高山市図書館へ。ここで2日目の最初のスタンプをもらい、そのままPC競技をスタート。飛騨高山の風情ある古い町並みを通り抜け、北陸を目指す。

岐阜県をあとにしたエントラントたちは、富山県の南砺市に入り、世界遺産の相倉合掌集落でスタンプをもらうと、近くのたいらスキー場でPC競技。競技を終えると北上して、道の駅 井波で3つ目のスタンプをもらい、小矢部市へ向かう。

小矢部市の石動駅前商店街では、道路を通行止めにして、休憩とスタンプ。ここではたくさんの地元の方たちが、生バンドの演奏をBGMにエントラントをお出迎え。お祭りのような雰囲気の中、大きな歓迎を受けた。

富山県を出ると石川県に入り、千里浜へ。国内で唯一、砂浜を車で走ることができる千里浜なぎさドライブウェイを経由して、能登千里浜レストハウスでランチタイム。日本海を眺めながら、美味しい食事を堪能した。

ランチのあとは、ふたたび千里浜なぎさドライブウェイを走り、穴水町へ。七尾湾沿いの根木ポケットパークでスタンプをもらうと、能登町を目指す。

能登半島の東側、リアス式海岸の九十九湾に面したイカの駅つくモールでスタンプをもらい、大スルメイカのモニュメント・イカキングに見守られながらPC競技を開始。能登町をあとしたエントラントたちは、西へ移動し輪島市へ。

輪島市の輪島キリコ会館では、この日最後のスタンプとPC競技が行われた。集中力を切らさぬよう、真剣な表情でPC競技に臨むエントラントたち。競技を終えると、南へ移動。七尾市を目指す。

七尾市に入り、2日目のゴールとなる加賀屋に到着。約380kmの道のりを走り、盛りだくさんの1日を終えたエントラントたち。疲労の色がうかがえるものの、その表情はとても充実していた。

初めて訪れた北陸では、どのポイントでも地元の方たちがあたたかく迎えてくれて、土曜日ということもあり、子どもたちの姿も多く見られた。ここ数年の間で、ふれ合いのかたちが変化し、地元の方たちとの交流ができなかった年もあったが、こうしてまた地域とつながることができるようになり、とても嬉しく思う。

能登半島のきらめく海や新緑の山々、海沿いの道や山の中のワインディングロードなど、景色と運転を存分に楽しんだ1日となった。

3日目は、石川県を中心に、富山県を含めて約230kmを走る予定。最後まで無事に完走できるか、車の調子も気がかりな後半戦に入る。

(文&写真/岩本 美香)
千里浜なぎさドライブウェイを走る JAGUAR XK120
千里浜なぎさドライブウェイを走る JAGUAR XK120
高山市図書館でPC競技に臨む RILEY 12/4
高山市図書館でPC競技に臨む RILEY 12/4
スタンプポイントの相倉合掌集落をあとにする HEALEY SILVERSTONE
スタンプポイントの相倉合掌集落をあとにする HEALEY SILVERSTONE
石動駅前商店街でスタンプをもらう TRIUMPH TR2
石動駅前商店街でスタンプをもらう TRIUMPH TR2
イカの駅つくモールでスタンプをもらう MG C-TYPE
イカの駅つくモールでスタンプをもらう MG C-TYPE
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