La Festa Autunno 2012

企画主旨・理念

企画主旨

近畿地方を舞台とするクラシックカーの春の祭典~La Festa Primavera~は、関東の秋の祭典~La Festa Autunno~が1997年から15年間にわたって毎年開催する中で継続して築き上げてきた、「古いものに敬意を」「いくつになっても心・少年」「イヴェントに参加するすべての人々と友情の輪を広げる」という 3つの基本精神を提唱し、大会の最も重要な理念と考えます。

我々は2011年3月11日の大震災を決して忘れることなく、秋の祭典でお世話になった東日本の被災地への義捐金を募る目的から、「がんばろう日本」という副題を掲げた募金活動を今後も継続して実施し、友情の輪を広げます。

参加者の最高齢者は80歳を越え、平均年齢も還暦近くなりましたが、重いクラッチを数千回踏み続け、入りづらいギアをたたき込み、老眼鏡を通して水温計、油圧計、電圧計、燃料計、タコメーターやトリップメーターを確認しながら、4日間1000キロ以上先のゴールを目指しますが「老いてますます盛ん」ゴールシーンに老人の姿は一人もなく、油に汚れた顔は少年のように輝いています。

参加する車は最も新しいもので45歳、最古は90歳以上です。それでも彼女達は1台1台が個性に溢れ、現代車には決してまねることの出来ない美しさがあります。参加する車は、職人の経験と五感を駆使し、ほぼ手作りで製造されたものです。姿かたちは美しくとも、彼女達は突然止まったり、ご機嫌を損ねてわがままを言い出したりもします。完走は決して容易ではありません。
だからこそ、誰もがゴールした古い車に敬意を払い賞賛するのです。

「継続は力」我々は微塵も迷うことなく前進し続けます。

La Festa Primavera 2012 組織委員会