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| いよいよ後半戦となる3日目。前日とほぼ同じ距離となる約320kmのコースは、和歌山を出発後、奈良を経由して京都へ向かう。ここまで約540kmを走ってきたわけだが、残念ながらリタイアとなってしまった車も数台出てきている。考えてみれば、戦前に作られた車が、いまの日本の高速道路を現代車と同じように走っていることのほうが奇跡的なのだ。 3日目も朝から快晴。夏のような暑さで、もちろんエアコンなど付いていない車の中は、想像に難くない。しっかりと日焼け対策を行い、いざ出発。3日目のコースは、海沿いから山あい、そして市街地と、次々と目の前の景色が変化するメリハリのあるルートが用意されていた。山の中のワインディングロードは心地よく、木々は春の色に染まり、目にも楽しいご機嫌なドライブとなった。 京都へ入り祇園を通過すると、大勢の観光客が驚いた表情で足を止め、エントラントに手を振ったり、写真を撮ったりしていた。祇園の街に突然現れた車たちは、彼らにとって嬉しいサプライズとなったようだ。 日曜日となった3日目は、子どもたちの応援も多く、エントラントと握手をしたり、タッチを交わしたりして嬉しそうな表情を見せていた。子どもたちの目には、見たこともない車を現代車と変わりなく運転しているエントラントは、憧れの存在として映っているのかもしれない。 人にも車にも疲労の色が見えてくる後半戦。エントラントと共にコースを走り、ホテルに到着すると毎晩遅くまで車のメンテナンスを行っているメカニックの存在を忘れてはならない。彼らがいてくれるからこそ、大きなトラブルもなく車をここまで走らせることができているのだ。裏方に徹し、エントラントと車が無事にゴールできることだけを考え、作業を続けている。 最終日の4日目は、京都を出発し、滋賀と福井へ。そして再び滋賀を経由し、京都の平安神宮前の岡崎公園でゴールセレモニーが行われる予定。1台でも多くの車がゴールできることを願う。 (文&写真:岩本 美香) |
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